18才でクルマの免許を取得してからクルマが買えなかった頃は、姉のクルマや友達のクルマを借りてドライブに行っていました。そんなある日のことです。友達の親から「トヨタマークⅡ」を借りてドライブに出掛けたところ、車線変更の際に運転をミスして隣車線を走っていたオートバイと接触事故を起こしてしまったのです。自分の車ならいざ知らず、よりによって友達の親のクルマをぶつけてしまうなんて・・
友人のクルマを借りてドライブしているときには考えてもみませんでした。借りたクルマを壊してしまった事の重大さに、ブツケてしまってから気づいたのです。
「どうしよう・・」運転ミスしてぶつけてしまった「マークⅡ」は、側面に大きなキズがついてしまいました。借りたクルマを友達のお父さんに返さないとならないのに、事故したことを言わないわけにもいかず、意を決して謝りに行くことにしました。
友人のお父さんは、何も言わずに、自分の車両保険で修理してくれたのです。申し訳ない気持ちで一杯でした。修理が終わるまでの間は、とにかく気が気ではありませんでした。しばらくすると、友人経由でクルマが直ってきたと連絡があったので、再度謝りに伺いがてらクルマを見に行きました。
そこにあったクルマは、ぶつける前より全体がきれいになり、自分がブツケて傷ついた箇所も跡形もなくきれいになって、友人の自宅車庫に帰ってきたのです。衝撃的でした。何をどうやったらこんなに綺麗に跡形もなく直るのか。クルマの修理をする人は、どんな魔法を使ったのか。ブツケてから今日までの間、申し訳ない気持ちや後悔、一日でも早くきれいに直らないかと思っていたモヤモヤした気持ちが一気に晴れました。一体どんな人が修理したのか、修理した人に会うことはできませんでしたが、修理してくれたであろう人に感謝し感激したことを、私は今でも忘れません。あんなに傷がついたボディをブツけた前よりきれいしてしまうクルマの修理とはどんな仕事なのかと、クルマの修理に興味を持ったのです。19才くらいの話です。
感動や驚きを与えてくれた鈑金塗装の道を目指そうと考え、最初は友人の紹介で東久留米の鈑金塗装工場に入社しました。未経験で入社したので最初は下積みです。それでも見るものすべてが新鮮で、憧れの鈑金塗装の道に入れたことがうれしく、毎日楽しく勉強しました。初めて勤めた東久留米の鈑金工場は、規模の小さい工場で、できる修理が限られていたので次のステップに進もうと、大きな規模の鈑金工場へ転職しました。次の工場はホンダの下請け修理をメインに行っている所沢の鈑金工場で、5〜6人で月間100台程度の修理を行なう中堅の鈑金修理工場で、主に国産車の塗装の腕を磨きました。
その後は輸入車の技術も磨きたいと杉並区の鈑金工場に転職、さらに埼玉県戸田市の鈑金工場では、工場を統括する責任者として約20年務めました。
技術面の向上を目指し色々なクルマを触りたいと、転職を繰り返して30年近く鈑金塗装職人として技術を磨いてきましたが、ある日、コロンブス鈑金のオーナーから、コロンブス鈑金の責任者としてスカウトを受けたのです。鈑金塗装職人としてキャリアの後半を、理想の鈑金工場を作り上げることと後進の育成を行なうべく、現在はコロンブス鈑金の責任者として、毎日仕事をしています。
コロンブス鈑金の良いところは、お客さまと直接対話ができる事でした。通常、鈑金工場はディーラーや自動車販売店が顧客です。そのため、直接ユーザーの修理相談を聞いたり、お客さんの要望を直接聞くことがありませんでした。ところがコロンブス鈑金では、ホームページを見たお客さんから直接修理相談があります。そのためお客さんがどうしたいのか?安く直したいのか、それともきれいに直して欲しいなど、お客さんの要望や悩みを直接伺って修理をすることができるのが、やりがいでもあり魅力です。
ディーラーから受ける仕事は、既に修理の内容が決まっていますが、ここではお客さんと直接対話を行ない、修理内容を決めることができます。私たちは鈑金塗装のプロフェッショナルです。安く直す方法もきれいに直す方法も知っています。そんなコロンブス鈑金にぜひ修理相談に来てください。あなたの修理相談を受け付けることを楽しみにしています。
いくつもの鈑金塗装工場で腕を磨いた鈑金塗装職人「田中亮一」
40年以上鈑金塗装一筋の鈑金職人。作業スピードと正確性のある几帳面な男です。
タンドラやセコイアなどの米国トヨタ車の修理を専門として作業を行う、日本では数少ない米国トヨタ車専門の鈑金塗装技術者です。
特にタンドラやセコイアなどの米国トヨタ車に関しては、日本では正式な修正ノウハウが確立されておらず、どの工場でも独学で修理しがちですが、コロンブス鈑金田中の場合は、米国トヨタの技術指導を受けており、米国の修理マニュアルを読み込みアメリカの正規リペア工場の作業クオリティと同等の修理ノウハウをコロンブス鈑金で提供しています。
国産車と同じように修理すれば良いだろう思われがちですが、そこはやはりアメリカ車。国産とは違い修理するにも一苦労なのです。田中の元には、全国の修理工場からタンドラの修理相談や修理委託依頼があり、北は北海道から九州まで、キャリアカーで引き取り修理を受け付けています。米国トヨタ車修理は、コロンブス鈑金の田中が間違いありません。